メタルの聴き始めがN.W.O.B.H.M.の始まり頃だったが、結構のめって聴き出したのが L.A.メタルが出だした頃。このバンドは実際はサンフランシスコ出身だけど、 まぁ、西海岸と言う事で、当初はそれほど区別されてなかった様に思う。
デビュー・ミニを出した後、メジャー契約して鳴り物入りでSame titleの 1stアルバムをリリースしてこけてしまう訳だけど、確かに1stはこけても 仕方ないアルバムだと思う。曲が特に面白いわけではないし、何だかこじんまりとした アルバムだったんだよね。
いきなりメジャーからドロップして、インディから出直しとなったアルバムが この2ndアルバムで、肩の力が抜けたのか、生き生きとした快作に仕上がっている。 Billboardのアルバム・チャートでも確か70位辺りまで上がって、彼らの最大の ヒット作である3rd、4thへと流れて行く。
彼らにはブルーズ趣味があって3rd辺りから徐々に趣味が出だしてるんだけど、 この2ndではまだそういった辺りは希薄で、楽曲も実に格好良くて素晴らしい 出来になってる。ちょっとB級臭く感じなくもないけど、タイトル・トラックとかも 扇情的で良いです。
このヒットでいきなりメジャー復帰を果たして3rdアルバムで代表曲とも言える Rock Meの入っているONCE BITTENで完全にブレイクしたというところかな。 Rock Meは実際しびれたなぁ。シャッフル調でホント格好良いよねぇ。
その後に出た企画盤的なRECOVERY LIVEがまた良い。日本盤、イギリス盤、 アメリカ盤とそれぞれフォーマットが全く違うファン泣かせなやつで、アメリカ盤は デビュー・ミニとカバー曲を集めたもの、日本盤はベストにZEPPELINのカバー やってるライヴを足したもの、イギリス盤は完全なライヴだったかな。 アメリカ盤でやってるZEPPELINとかAC/DCのカバーは良かった。 ROBERT PLANT似と言われるボーカルもはまってたしね。最近はついに ZEPPELINのカバーだけのライヴ・アルバムを出す辺りもらしいと言える。
TWICE SHYのヒット後のHOOKEDはあまりにもブルーズ趣味が出すぎて、こうなると ちょっとついていけないという感じだったんだけど、全くもってこのアルバムで 失速してしまった。