ブームが過ぎればほとんど全滅状態だったN.W.O.B.H.M.だけど、その中でも 最も成功したのがこのバンドですね。このアルバムと次のHYSTERIAが2枚連続で 700万枚と言うそれまでの音楽史上初の快挙をなしたりしました。 これだけ売れたのにPYROMANIAって、BILLBOARDのアルバム・チャートでは No.1になる事はなかったと記憶しています。このときちょうどMICHAEL JACKSONの THRILLERとぶつかったからね。シングル・ヒットと言う点ではHYSTERIAより 地味だけど、それでもシングル・チャートにはPhotograph、Foolin'、 Rock Of Agesが入ったんではなかったかな。
当時MUSIC LIFE(まだBURRNはなかった)のレビューは星三つ(満点は5個)で 書かれてる内容もイマイチ良くなかったですね、このアルバム。
HYETERIAって、決して悪いアルバムだと思ってる訳じゃないけど、洗練され 過ぎてるって感じで、PYROMANIAの方が好きです。まぁ、HYSTERIAってとんでもなく 時間かけて作ったもんねぇ。と言うか、これ以降アルバム作るのに凄く 時間をかける様になったと言う方が良いかな。プロデューサーの ROBERT JOHN MATT LANGEとのコンビは名コンビと言う事になるのかなぁ。 そう言えばここのところもベスト・アルバムとかは出たけど、スタジオ・アルバムの 噂も全然聴かないですねぇ。4、5年に1枚のペースだから、そんなものなのかな。
その後のバンドは波瀾万丈って感じですかね。ドラマーの交通事故による 腕の切断と特注のドラム・キットによる復帰、ギタリストの死とか。 特に彼はバンドのブレーン的な存在だったから痛かったですね。 はっきり言って今後が心配ではありますが。