アメリカのハード・ポップ・バンドのアルバム。ベーシストの ANDY KIELYがボーカルを兼任する4人組で、ボーカルは 専任でないにしてはまぁまぁ聴けるが、歌ものとして歌唱を 聴かせるにはとても誉められた方ではないので、出来れば専任の ボーカリストを入れた方が良いだろう。全体的に甘ったるい AOR風の楽曲で、Falling Down等の哀愁を帯びた曲は、この手の ハード・ポップとしては秀逸と言って良いが、それ以外の楽曲には 今一つ煮えきらなさを感じる。全体的にキーボードを前面に押し 出していて、Change Of Heart等にはプログレッシヴ・ロック的な エッセンスも感じる。[80]