EVERYTHING GLOWS / D-A-D

デンマークのハード・ロック・バンドのアルバム。カウ・パンクと 言う形容をされ、独特のギター・サウンドで一躍注目されたが、 方向転換の失敗もあって、徐々に忘れられた 存在になりつつあった。今作では旧来の音楽性を取り戻し、 彼等らしいメランコリックさ溢れる作品に仕上がっている。 哀愁味のあるメロディのロックンロールで、彼等にはこう言った サウンドが良く合っていると思う。しかし、不満を挙げるなら、 全体的にミドル・テンポの楽曲ばかりで、盛り上がりに今一つ 欠けるのだ。Sleeping My Day Awayの様な哀愁味たっぷりの テンポの良い曲が1曲あれば、もっと締まった作品になったと 思えるだけに残念だ。[82]