デンマークのヘヴィ・メタル・バンド、ROYAL HAUNのアメリカ人 ボーカリストによる初のソロ・アルバム。ANDRE ANDERSENの ソロ・アルバムが、ROYAL HUNTのアルバムをなぞっただけの、 面白味のない作品であったのに比べると、こちらのアルバムは、 十分持ち味を発揮した素晴らしい作品だと言って良いだろう。 バックはPINK CREAM 69が担当しているが、想像以上にハードな 作品に仕上がっており、実に格好の良い作品だ。URIAH HEEPの 名曲、Easy Livingがいきなり差し挟まれているのは、アルバムの 流れを途切れさせているように思えるが、出来自体は悪くない。 どことなく、端々に昔のQUEENSRYCHEを思わせる部分が 散りばめられており、ROYAL HUNTよりもハードで、 聴きごたえがある。脱退の噂などあるが、これだけの作品の 出来ならば、脱退してソロでやっても良い様な気さえする。[88]