SPIEGEL MEINER KALTE / DYSTROPY
ゴシック/メロディック・デス・メタル・バンドのアルバムだが
詳細は全く不明。ボーカルはいわゆる吐き捨て、型デス・ボイスで
かなりきつい方だ。楽曲はかなり陰鬱な部分と攻撃的な部分から
構成されている。正式メンバーではないようだが女性ボーカルを
フューチャーしており、陰鬱な部分では若干ゴシック的な雰囲気も
出ている。ドラムが少し浮いているのが難点だが、楽曲の出来は
この手のものとしてはまぁまぁと言える程度には出来ているし、
陰鬱な雰囲気も悪くない。ドラムとデス・ボイスを除けば
それなりには聴ける内容だ。[78]
DESTROY THE OPPOSITION / DYING FETUS
アメリカのデス・メタル・バンドの4thアルバム。方向的には
アメリカのバンドらしい、グラインド・コア系のブルータルな
テクニカル・デス・メタルだ。この手のものらしく
ブラスト・ビートが散りばめられているが、テンポに意外と波を
持たせており、ミドル・テンポのパートを織り込んで来てただ
単純に速いと言う様な作品にはなっていない。ブラスト・ビートと
テクニカルなギターを打ち出して来る辺りは、まさに
MORBID ANGELを思い起こさせる様なテクニカルさだが、全体的には
それ程通ずる部分が大きいと言う程でもない。特にKEVIN TALLEYの
ブラスト・ビートを叩き出す渇いたドラム音が、よりハード・コア
的に感じられるところが大きいだろう。[82]