SEVEN SPIRITS / EIDOLON

カナダのパワー・メタル・バンドの2ndアルバム。BRIAN SOULARDの 粘質的なボーカルが印象的な作品だが、だからと言ってそれが良い 影響を与えているとは決して言い切れない。楽曲が全体的に 単調で、こういったボーカルの場合、そういった傾向をより強く 浮き立たせる結果になっているようにも思える。決してバンドの 方向性に合っていない訳ではないし、CONCEPTIONのKHAN似で 下手という訳でもなく、バンドとして生かしきれていないと言った 方が正しいだろう。このアルバムで最も異色な楽曲が OZZY OSBOURNEのカバー、Diary Of A Madmanと言うあたりにこの バンドの現在の限界を感じてしまう。[77]