AGONY IN DESPAIR / JEFF KEEGAN

スウェーデン人ギタリストの1993年にリリースされた ソロ・アルバム。恐らくこれがデビュー盤で、 元YNGWIE MALMSTEENのドラマー、ANDERS JOHANSSONがドラムを 叩いている他は、彼がほとんど担当している。方向的には QUEENSRYCHEのフォローワーの部類に入るが、かなり扇情的な 色合いを強く打ち出しており、独自色と聴き応えを出している。 ボーカルも彼が取っているのだが、JEFF TATEをより オーセンティックにした様な彼のボーカルは、煽情感を煽って 楽曲に良く合っている。楽曲も結構良いし、非常に生々しさを 感じるアルバムに仕上がっている。[86]

PROPHET / JERUSALEM

スウェーデンのハード・ロック・バンドの1994年にリリースされた 6年振りの6thアルバム。その音楽的方向性はU2のそれで、 ULF CHRISTIANSSONのボーカル・スタイルもギターのサウンドも かなりそっくりと言って良いだろう。U2のコピー・バンドと言って 良い程その音楽スタイルそっくりだが、楽曲的には割とハードさは 小さく、U2の後期の色合いが濃い。そこに北欧らしい哀愁味を 加えていて、U2独特の愁いがより強調されている。U2程緻密な 感じはなくて、もっと音を減らしてシンフォニックな色合いが 濃くなっている。オリジナリティは感じられないが、楽曲の出来も 良いし、演奏的にもきっちりと消化されているのでU2の ファンならば結構聴けるはずだ。[82]

JERUSALEM SLIM / JERUSALEM SLIM

HANOI ROCKSの元ボーカリスト、MICHAEL MONROEとBILLY IDOLの 元ギタリスト、STEVE STEVENSによる ハード・ロックンロール・バンドの1992年にリリースされた唯一の アルバム。ベーシストには同じく元HANOI ROCKSのSAM YAFFAが 参加している。方向的にはパンキッシュな ハード・ロックンロールなのだが、HANOI ROCKSの様な コマーシャルなメロディと言うよりも、もっとリフを押し出した 様な感じの作品に仕上がっており、HANOI ROCKSとはかなり趣が 違う。楽曲の出来は決して悪くはないが、面白味に少し欠ける 感じで、折角のスーパー・バンドも今一つだ。[80]

ITS TIME / JESTER

カナダのプログレッシヴ・メタル・バンドの1994年に リリースされたアルバム。方向的にはRUSHのそれを引き 継ぐもので、T.J.KNIGHTの奏でるギター・メロディ等は如何にも それっぽい。楽曲的にはRUSHよりもっとテンポが良く、のりをより 強く押し出している。叙情的なメロディの中にも、 プログレッシヴ・メタルらしい変則的な部分があり、 アグレッシヴさを感じさせる作品だ。後半になって来ると楽曲は 少し毛色が違って来るが、Lonely等は哀愁のメロディの扇情的な 楽曲で、情感が良く出ていて中々の佳曲に仕上がっている。[83]

STORMWATCH / JETHRO TULL

イギリスのロック・バンドの1979年にリリースされたアルバム。 フルート兼ボーカリストのIAN ANDERSONを中心とするバンドで、 元DEEP PURPLE、RAINBOWのギタリスト、RITCHIE BLACKMOREが ファンである事でハード・ロック系のリスナーにも知られる バンドだが、その方向性はハード・ロックとは大きく掛け 離れている。シンフォニックでトラッドな色合いの濃いサウンドの 作品で、全面に押し出された歌う様なフルートが非常に特徴的だ。 楽曲は飛び抜けたものはないが安定しているし、テンポが良くて 聴き易いアルバムに仕上がっている。[81]

ROCK ISLAND / JETHRO TULL

イギリスのロック・バンドの1989年にリリースされたアルバム。 彼等としてはかなりロック色を強く押し出した作品で、 エレクトリック・ギターが占める重要度が増しており、トラッド 色はほとんど無くなっている。IAN ANDERSONのフルートは 相変わらずだが、ビート感が出た事によって、それ程 目立たなくなった感じがする。ややブルーズ色が出てきた以外は、 楽曲的にはさして変っていないと思うのだが、それ故彼等の持ち 味が今一つ感じられなくなっており、決して悪い 作品ではないのだが、味気無い作品となってしまっている。[79]

CATFISH RISING / JETHRO TULL

イギリスのロック・バンドの1991年にリリースされたアルバム。 方向的には前作の延長線上と言えるもので、以前よりトラッド色を 抑えた、ロック色の強い作品だ。しかし、前作と比べると、 アコースティック・ギターの露出が増え、前作よりはロック色は 押さえ気味になっていると言って良いだろう。その割には トラッド色は押さえ気味のままなので、フォーク・ロックと言った 感じが強く感じられる作品に仕上がっている。IAN ANDERSONの フルートはかなり押さえ気味になっていて、その分彼等の特徴も 見え難いものとなってしまっているが、決して悪い出来ではない。 [80]

A LITTLE LIGHT MUSIC / JETHRO TULL

イギリスのロック・バンドの1992年にリリースされたライヴ盤。 1992年に行われたツアーでの模様を収めたもので、録音されたのは イギリス、ドイツ、トルコ、イスラエル、スイス、ギリシャと ばらばらに取ったものを繋いでいる。とは言え、それ程派手な ライヴ・パフォーマンスな訳でもないし、ぶつ切れだからと 言ってそう気にならないだろう。如何にも ブリティッシュ・ロックと言った感じの愁いを感じさせる楽曲や、 シンフォニックな楽曲に、IAN ANDERSONの歌うフルートが微妙な 味わいを出しており、ライヴでもその持ち味を十分に 発揮している。[81]

YOU WILL LEAVE ME TONIGHT / JEZEBEL'S TOWER

ドイツのヘヴィ・メタル・バンドの3曲入りのシングル。 シングルではあるが、アルバムからのカットは無く、全曲 未発表曲だ。タイトル・トラックのYou Will Leave Me Tonightは 何処かで聴いたことが様な、単なるロック・ナンバーではあるが、 デビュー盤ではなかった、CHARLY WEIBELがバラードを切々と歌い 上げる様は興味深い。I Don't Careはアルバムで見せていた 非常に扇情的なナンバーで、このバンドらしい佳曲で、 デビュー盤でファンになったリスナーには一番受けるだろう。 DAVY VAIN風の個性的なボーカルで切々と歌うAngelも非常に良い 出来で、デビュー盤に劣らず良い作品だ。[88]

ROOTS TO BRANCHES / JETHRO TULL

奇才IAN ANDERSON率いるブリティッシュ・トラッド・バンドの 20thアルバム。RAINBOWのRITCHIE BLACKMOREが良く名前を 出したりするので名前は割と通っていると思うが、 ハード・ロック的な色合いはない。このバンドの特色は なんといってもIAN ANDERSONのフルートで吹き付けるような独特の 音色が印象的であり、これは今作でも当然変わることはない。 IAN ANDERSONはこれまでフルートを吹きながら歌うというか ハミングするという荒技を見せていたが、このアルバムでは ボーカル・パートとフルートはきちんと切り放しており、寧ろ この方が聴き易い。今までより若干暗さを感じさせ、曲の出来は 良い。[85]

LIKE EVERY MOTHER'S SON / JEZEBEL'S TOWER

ドイツのヘヴィ・メタル・バンドのデビュー盤。楽曲は臭さすら 感じさせる叙情的で扇情的メロディでぐいぐいと盛り上げて来る。 CHARLY WEIBELのボーカルはPAVLOV'S DOGのDAVID SIRCANPUを思い 起こさせる様な超人的なハイトーンで、これが彼等の サウンドにとって実に大きな意義付けとなっている。VAINの DAVY VAIN等の様に、カリスマ性を感じさせるボーカルで、近年 希に見る個性派と言えるだろう。ねちっこく絡んでくるくせのある ボーカルが非常に扇情的で全体的にムードを盛り上げている。 ギター、キーボードも叙情的なサウンドを良く引き立てているし、 楽曲は幾分B級臭さも感じるが出来自体は非常に素晴らしい。[94]

LIVE / JEZEBEL'S TOWER

ドイツの扇情的なハード・ロック・バンドのライヴ・アルバム。 1000枚限定のもので、オーバー・ダヴ、リミックス一切無しの 生々しいライヴで、録音状況はともかくとして、 演奏といった点では完成度が高く、良いライヴ・パフォーマンスを 聴かせてくれる。CHARLY WEIBELのボーカルはPAVLOV'S DOGの DAVID CARSANPの様な非常に扇情的な近年稀に見る個性的 ボーカリストで味がある。このボーカルが曲の善し悪しを超越した 独自の世界感まで引き揚げているし、楽曲も扇情的な方向を 目指している。これまでアルバム1枚とシングル1枚で計14曲を 発表しているが、このライヴは計15曲で、半分以上が 未発表曲であり、来日も当分ありそうにないことを考えると非常に 興味と価値がある一枚だ。[92]

INTO THE UNKNOWN / JEFF KOLLMAN

アメリカの正統派ヘヴィ・メタル・バンド、EDWIN DAREの ギタリストによる2ndソロ・アルバム。EDWIN DAREの2ndアルバム CANTBREAKMEは昔のQUEENSRYCHE的な方向も見える、正統派の傑作 アルバムといえる素晴らしい作品であったが、このアルバムは それと同時に制作されたらしい。リズム隊もバンドのメンバーで 代わり映えしない環境で作られた訳だが、方向的には EDWIN DAREと違い、ソロ・アルバムらしいフュージョンっぽい ギター・インストぅルーメンタル・アルバムになっている。 Carmina Buranaをやってみたり、お遊び的な部分も見え、普段 バンドでは出来ないことをやってる訳で、ソロ・アルバムの 内容としてはしごくもっともなものだが、内容的に面白いか どうかは別問題だ。その点このアルバムは楽曲の面白さにおいては 特筆すべきものが泣く、凡庸だと言わざるを得ない。決して つまらないという訳ではないし、ネオ・クラシカル風の演奏も 素晴らしいので、駄作という訳ではないが、EDWIN DAREのファンに どれくらい受入られるだろうか。[80]

BOGGY DEPOT / JERRY CANTRELL

ALICE IN CHAINSのアメリカ人ギタリストによる、初の ソロ・アルバム。PANTERAのREX BROWN等が参加しているものの、 ALICE IN CHAINSのメイン・コンポーザーであるだけあって、 ここで聴かれるのも正にALICE IN CHAINSの世界そのものだ。 ボーカルもALICE IN CHAINSで歌う事があったので、違和感は全く 感じない。それ程ヘヴィさは押し出さず、冷めた雰囲気を醸し 出している所などは、ALICE IN CHAINSの世界としては JAR OF FILESが一番近いと言えるだろう。あれほど サイケデリックさは感じられないが淡々とした不思議な世界を作り 上げている。[83]

WHO ELSE! / JEFF BECK

元YARDBIRDSのイギリス人ギタリストのソロ・アルバム。 サイド・プロジェクト的な活動はあったが、純粋な新作としては 10年振りとなる作品だ。いわゆる ギター・インストルゥーメンタルと言うやつだが、彼らしい味わい 深い作品に仕上がっている。ブルーズ・ロック的な渋さを 湛えながらも、Blast From The Eastの様な中近東風のメロディを 取り入れていたりしてユニークだ。テクノっぽい 部分があったりと、斬新なところもあるし、エモーショナルな ギターの音色も実に格好良いし、味わい深いアルバムに 仕上がっている。[85]

DEVIL IN MY EYES / JEZEBEL'S TOWER

ドイツのヘヴィ・メタル・バンドの2ndアルバムからのシングル。 シングル・カットされたタイトル・トラックに、2ndアルバムに 集録されているOn The Road、Deep In MeにDevil In My Eyesの インダストリアル・ミックスの4曲と言う構成になっている。 Devil In My Eyesのインダストリアル・ミックスはそれ程 インダストリアルと言った感じのするものだはなく、 チャカポコと電子音の入っただけのものだ。 出来はともかくとして、アルバム未収録はDevil In My Eyesの インダストリアル・ミックスだけで、あまり買う 価値はないだろう。[83]

SELLING THE WIND / JEZEBEL'S TOWER

ドイツのヘヴィ・メタル・バンドの2ndアルバム。CHARLY WEIBELの DAVID CARSANPばりのボーカルは、ここでも異彩を放っている。 このバンドを特色付けているこのボーカルがある限り、この バンドの個性は決して失われる事はないだろう。そういう意味では 前作のファンもある程度安心して聴く事が出来る内容だと言って 良いだろう。楽曲的には、前作と比べると大仰さが減って、より 洗練しているのが災いしてか、インパクトと言う度合いでは 下がっている。とは言え、極端に楽曲が悪くなった訳でもないし、 全体的な出来は決して前作にひけを取るものではない。一般的に 受ける様なバンドとは思わないが、Screaming等の扇情的な メロディは中々素晴らしいし、独特の臭さは癖になる。[87]

SHEDDING SKIN / JEFF KOLLMAN

アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、EDWIN DAREの ギタリストによる2ndソロ・アルバム。MOGG/WAYやCOSMOSQUAD 等でも活躍し、注目されているギタリストだ。いわゆる ギター・インストルゥーメンタルと言うやつで、方向的には フュージョン的な色合いが強い作品に仕上がっている。そう言う 意味ではCOSMOSQUADにも近いと言えるかも知れないが、もっと ギターが前面に出ており、純然とロック的な色合いの強い作品で、 いかにもフュージョン系ギター・インストルゥーメンタルと言った 感じの作品に仕上がっている。EDWIN DAREの様な叙情的な ヘヴィ・メタルと言った作品を期待すると、彼のEDWIN DARE 以外での他の活動同様期待を裏切られるだろう。[80]

FALLEN ANGEL / JEKYLL & HYDE

元TALISMANのドラマーで、ボーカリストのJAKOB SAMUELを 中心とする、スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンドの 3rdアルバム。重厚なメロディアス・ヘヴィ・メタルから、 スロー・バラード、ポップなナンバーとバラエティ豊かだが、 バランスが良いので散漫になっていないのは好感が持てる。 アルバムの出来は決して悪くないが、とは言え、これと 言ったものがなく、面白味に欠ける作品になっているのは いがめない。Private Hell等は、TALISMANっぽいメロディアスな ヘヴィ・メタルで、素材自体は悪くないと思うのだが。[79]

HARD WORDS SOFTLY SPOKEN / JERKSTORE

デンマークのヘヴィ・ロック・バンドの2ndアルバム。方向的には キャッチーなメロディのグルーヴィなヘヴィ・ロックで、北欧と 言うよりは、モダンさと1970年代的なレトロ感を兼ね備えた アメリカのダークなヘヴィ・ロックと言う感じが強い。意外と 重厚なリフもあるのだが、しかし、その一方でKING'S X的な メロディ・センスがクールさとなっていて、このバンドの オリジナリティとして出ていると言って良いだろう。どちらかと 言うとストーナー・ロック的なトリップ感のある エッセンスがあり、このバンドの特色となっている。 グルーヴ感があってのりも良く、中々レベルの高いアルバムに 仕上がっている。[86]

FLYING OF EAGLE / JEREMY

韓国のプログレッシヴ・メタル・バンドの3rdアルバム。 方向的にはよりシンフォニックな、プログレッシヴ・メタルで、 同じ韓国のSAHARA等よりはソフトだ。とは言え、楽曲はかなり ドラマティックに仕上がっており、この辺りの構築の仕方は中々 素晴らしいものを持っている。女性コーラスを入れている辺りも、 叙情感を倍化させており、悪くない選択だ。楽曲、演奏とも結構 良いレベルに達していると思えるのだが、それにも関わらず芋 臭さを感じさせるのは、やはりボーカルの問題だろう。 MO JUNG-GILのボーカルは、透った声質は悪くないとしても、線が 細い上に英語の発音に凄い違和感があり、これでは歌詞を 英語にしている意味はない。[81]

FEEL THE SHAKE / JETBOY

アメリカのヘヴィ・メタル・バンドの1988年にリリースされた デビュー盤。方向的にはロックンロール的な味付けを加えた ハード・ロックで、パンキッシュなエッセンスも感じられる。その 上、HANOI ROCKSのSAM YAFFAがベーシストとしてメンバーに 加わっているだけに、HANOI ROCKS的なサウンドを想像するが、 意外とそう言った感じは受けない。ロックンロール的な エッセンスもどちらかと言うとAC/DC的な縦のりと言った感じの もので、アメリカ的なブルーズ・ロック的な部分もあったり、 叙情的なアメリカ的なメロディを聴かせてくれていたりと、意外と オリジナリティが出ていて面白いアルバムだ。[82]

DEGRADATION TRIP / JERRY CANTRELL

ALICE IN CHAINSのアメリカ人ギタリストによる4年振りの ソロ・アルバム。ボーカルも彼自身が兼任し、ベーシストと ドラマーにはOZZY OSBOURNEのROBERT TRUJILLOとMIKE BORDINが 参加している。前作ではALICE IN CHAINSとはまた違った 事をやろうとしていたが、今作ではALICE IN CHAINSの音楽性を そのまま引き継いだものとなっている。Psychotic Break等では ゴシック・ロック的な風味も加え、退廃的で憂いを帯びた ALICE IN CHAINSサウンドを展開している。亜流ではない、本家の 彼がやっているだけあって、そのクオリティも十分満足の 行くもので、ALICE IN CHAINSのファンならば聴いて決して 損はない。[84]

PRISM / JEFF SCOTT SOTO

TALISMAN、元YNGWIE J.MALMSTEENのアメリカ人ボーカリストによる 8年振りの2ndソロ・アルバム。一時はTAKARAやEYESと言った バンド、プロジェクトに引っ張りだこだった ボーカリストだけあって、そのはりのある伸びやかな素晴らしい 歌唱を聴かせてくれている。方向的にはキャッチーな ハード・ロックと言ったところだが、彼のかかわった 作品としては、かなりハートフルでソウルフルな感じのする 楽曲である事が大きな特徴と言って良いだろう。その心温まる 楽曲を彼が見事に歌い上げており、派手さはないが聴き応えのある アルバムだ。[84]

DEGRADATION TRIP VOLUMES 1 & 2 / JERRY CANTRELL

アメリカのヘヴィ・ロック・バンド、ALICE IN CHAINSの ギタリストによる2枚組のアルバム。同名のアルバムが先に 出ているが、元々2枚組でリリースされる予定で作成したものの、 商業上の理由で楽曲を削って1枚でリリースされたもので、 完全盤として限定リリースされたのが本作だ。如何にも ALICE IN CHAINSらしい、ダークでうねったヘヴィなサウンドで、 このままALICE IN CHAINSの新譜と言っても全く 違和感はないだろう。やや冗長の様な気もしなくはないが、非常に クールで格好の良いアルバムで、ALICE IN CHAINSのファンならば 聴いて損はない。[82]

JSS LIVE AT THE GODS 2002 / JEFF SCOTT SOTO

TALISMAN、元YNGWIE J.MALMSTEENのアメリカ人ボーカリストによる 初のライヴ盤。2002年に行われたイギリスでのフェスティバルに 出演したときの模様を収めたものだ。ソロではあるが、彼の これまでの活動の集大成的なライヴで、YNGWIE J.MALMSTEEN 時代からTALISMANまでの楽曲で構成されている。バックは先に リリースしたPRISMでのメンバーで、ギタリストは彼が 参加していたTAKARAのGARY SCHUTTなだけに、TAKARAの 楽曲があっても良かった様な気がする。途中 アコースティック・メドレーになったりと、普通のライヴとは ちょっと雰囲気が違うのも面白い。[82]