韓国人ボーカリストによる1998年にリリースされた3rdアルバム。 一部歌詞に英語が入って来るものの、そのほとんどは韓国語で、 その性もあってか、どことなくジャパニーズ・メタルの様な 雰囲気がある。楽曲的には、正統派ヘヴィ・メタルと言うよりも、 アメリカン・ハード・ロックっぽいものもあれば、 ネオ・クラシカル的な部分もあったりと、幅が広いと言うか、 今一つまとまりに欠ける感じもする。とは言うものの、楽曲の出来 自体は中々のもので、KYUNG-HO KIMのボーカルは、切々と歌い 上げるものから、パワフルなものまで素晴らしい出来だ。[84]
韓国人ボーカリストの4thソロ・アルバム。前作では、 ネオ・クラシカル的なエッセンスを持ったヘヴィ・メタルと言う 感じだったが、今作ではそう言った部分は全くこそげ落ち、かなり ポップな作品になっている。ポップと言っても、ハード・ポップ 風になった訳ではなく、アジア風の歌謡と言った感じの ポップさで、メタル的なエッセンスがかなり薄くなったと言って 良いだろう。とは言っても、For 2000 ADの様に、 プログレッシヴ・メタルと言った感じの楽曲もあり、完全に ヘヴィ・メタル色を払拭してしまった訳ではない。しかし、メタル 側のリスナーはかなり落胆するかも知れない程、楽曲にメタル色を 消したのには何か意図があるのだろうか。[81]