FIGHT TO THE END / VHALDEMAR

スペインのパワー・メタル・バンドのデビュー盤。基本的には 最近のスペインのヘヴィ・メタル・バンドに良く見られる、 ジャーマン・パワー・メタルやイタリアのシンフォニック・メタル 辺りにリスペクトされたバンドの一つと言って良いだろう。決して 上手いとは言えないCARLOS ESCUDEROのボーカル・スタイルや、 楽曲に見られる大仰さ等は、どことなくMANOWAR的に 感じられるところもなくはない。暑苦しさも感じさせる程 エネルギッシュで芋臭いが、楽曲の出来等はこの手のものとしては レベルは高いし、こう言ったスペインのバンドが好きならば聴いて 損はないだろう。[82]