SERPENTYNE / XIII

アイスランドのロック・バンドの2ndアルバム。楽曲は うねりのあるスロー・テンポのもので、ゴシック・ロック的な 雰囲気もある。やや厚めの音作りだが、ハード・ロック的な印象は あまり与えない。延々とテンポを変えず一種独特の世界を 守り続ける姿は個性的であると同時に、展開があまり 感じられない。何か漂うようにうねるサイケデリックさは、 オリジナリティ豊かでこれはこれで面白味がある。自分たちの イメージをしっかり持っているし、興味深いのだが、いかんせん それ程盛り上がる訳でもないので、どの程度受け入れられるかは 疑問だ。[82]