BLACK SABBATH
THE LAST SUPPER MILLENNIUM PARTY
行って来ましたよ。イギリスへ!
99年に来日予定とされていたBlack Sabbathですが
日本公演は駄目になったという事を聞いた時に
「向こうが来ないなら、もう見に行くしか無いでしょ」
ってな感じで決意。
ラストとされていた夏のOzz-Fest'99 in Londonを見に行く事にした
のが今年の夏前。
公演が近づきバタバタしつつ準備をし、色々な手配をし終わったに
聞いた驚愕の発表......
「アメリカ公演が好調でロンドン公演延期します」
チケット払い戻し、飛行機の予約キャンセル....
数ヶ月後に地元バーミンガムにてラストライブの発表。
諦めが悪いのか、何も考えてなかったのか「見に行くぞ!」とまた決意。
今度こそはと日本を18日に出発したのでした。
○ロンドン(18日〜21日)
イギリスは初めてだったのでロンドン市内を観光。
旗を持って「こちらですよ〜」と案内してくれる人なんていない。
「ん〜あそこ見たい」とか「あそこ行ってみよっか」ってな感じで
行き当たりばったりな観光をする(笑)
観光中のロンドンにてBLACK SABBATHの巨大ディスプレイ発見!
さすが地元!タワーレコード前で写真を撮りまくる怪しい日本人のグループは
さすがに目立ってました。
○バーミンガム(21日〜23日)
いよいよ。ライブ当日。バーミンガムまでどの位時間がかかるのか
分からなかったのでホテルを早朝に出発。
列車にてバーミンガムへ向かう。
会場となっているNEC ARENAはバーミンガムにある国際空港近くなので
途中下車。ホテルはちょっと高かったけど会場すぐ近くのホテルにした。
ホテルで身支度をしていざ会場へ!
NEC ARENAと書かれた方に歩いていると通路にあったBLACK SABBATHの
ライブ告知ポスター(凄いデカイです)
「ついに来ちゃったよ〜」とこれからサバスのライブを見る事を
実感出来ました。
会場付近で見つけたフライヤー。
そしてここが会場となるNEC ARENA!
BLACK SABBATH LAST SUPPER
●21日
どさどさっとマーチャンダイズを購入して会場入り
まず目に入ったのが左右とアリーナの一番後ろにある階段席。
すり鉢状になっていて上の方はかなり高い。
チケットにある番号の席を探すとPA卓の近くだった。
ステージには大きなスクリーンが用意されていて、ステージ上には
前座を含めた機材で、ところ狭しといった感じ。
前座のDRAINが演奏が急に始まる。
なんか変な声だな〜と思ったら女性だった。
「なんか全員 女みたいだよ」と言われ、オペラグラスを
借りて見て見たら全員女性だった。
悪くは無かったけど、Metallicaっぽい曲もあればハードコアっぽい曲も
あったりなんかして、全体的なまとまりが無いな〜といった感じ。
観客を結構煽っていたけど、いまいちの盛りあがり。
次に出てきたのがGODSMACK
濃いファンが会場入りしているらしく一部で凄い盛りあがり。
曲調は今風に言うとヘビーロックなのかな?
凄いな〜と思ったのがドラムで叩きつけるようなドラミングで
かなり圧倒されました。
さらに途中でボーカル用のドラムセットが運ばれてきて、
ツインドラムになった時は「をををを!」ってな感じで、
凄いパワーでした。
そしてSYSTEM OF A DOWN
今回の前座の中で一番の人気で、かなりの盛りあがり。
ボーカルがカンフー胴着でギターがピンクの衣装ってな
感じでかなり派手。
ギターはクルクル回りながら広いステージを右へ左へと
高速移動....凄いね〜。
ギターがかなりのBLACK SABBATH好きらしく
BLACK SABBATHのカバーを始める(苦笑)
かなり軽く早いテンポにアレンジされていて、これから
本物が出てくるっちゅーのに凄い事するもんだ〜と変に関心。
そしてついにBLACK SABBATH!
ところどころにあった空席が、いつの間にか埋まっていました。
暗転すると凄い歓声があがり、ステージ上のスクリーンに
過去から現在までのダイジェスト映像が流れる。
曲が変わる度に歓声が上がり、だんだん会場のボルテージが上がって行く。
そしてメンバーが登場!
OZZYもTONYもGEEZERがいる!そしてBILLも!
この4人がいるBLACK SABBATHは何かが違います!
TONYのギターが弾き出す、1曲はWAR PIGS。いきなりの盛りあがり。
OZZYが「手を叩け!」と観客を煽る前に観客の方は知っているよと
ばかり最初から大盛りあがり。
日本では全部歌ってしまうWAR PIGSに不満があったWEBMASTERは
ビデオで見る念願の合唱が出来て早くも大満足!
セットリストはこんな感じでした。
WAR PIGS
NIB
FAIRIES WEAR BOOTS
AFTER FOREVER
ELECTRIC FUNERAL
SWEET LEAF
INTO THE VOID
SNOWBLIND
DIRTY WOMEN
BLACK SABBATH
IRON MAN
CHILDREN OF THE GRAVE
(Supernaut)/PARANOID
地元というだけあって、かなりリラックスした雰囲気。
やはりというかBLACK SABBATHからの盛りあがりは凄い!
ラストのPARANOIDでは死にそうでした。
中でも凄かったのが座席にあったシートカバーで、
ライブ途中からこれを外して投げるのが流行りだしました。
この赤いカバーが会場中飛びまわっている!?という光景は
凄い綺麗?というか会場中が楽しんでいる感じがして
凄く楽しかったです。
ラストではBLACK SABBATHと書いてある紙ふぶきも
あったのですが(バック画像参照)これよりずっと
迫力がありました(笑)
●22日
いよいよ最後の日。
ライブまで時間があるので、バーミンガムの街へ遊びに行きました。
「この街でBLACK SABBATHが誕生したんだな〜」と思うだけで
もう気持ちが一杯...
記念にタワーレコードでVol.4とBlizzard of ozzを購入。
ジジイになってから「このCDはな、ただのCDじゃねんだぞ」と
孫にでも自慢しようと思う(笑)
その後、バーミンガムにあるというレアなレコードが置いてあるという
レコード屋に行って見る。
イギリスでOzzyのアルゼンチン盤LPなんかを御購入。
何やっているでしょ(笑)
ホテルに戻り、ライブに向けて準備をし、いざ会場へ!
席は今日はTonyよりで前の方。
昨日と同じくDORAINのライブが始まる。
悪くは無いのだけど、良くも無い(^^;
会場の反応もやっぱりパっとしない。
横の席にいた高校生は彼女の真似をして馬鹿にしてるし(苦笑)
GODSMACKはやっぱりドラムが凄い。
近くだと迫力が更にアップ!
SYSTEM OF A DOWNは近くで見ると化粧なんかしていて
かなり怪しい雰囲気。
細かな動きが見れてやっとSYSTEM OF A DOWNというバンドの
本当の意味を知る。 なるほどね〜
そして遂にラストとなるBLACK SABBATH。
昨日同様にヒストリービデオが流れた後にメンバー登場。
1曲目はやはりWAR PIGS
最初からOZZYも飛びまくる。
意外だったのはあのTonyが知り合いを見つける度に
ちょっと手を上げ、スマイル。あんなにTonyって笑うのね。
昨日と同じセットリストで、どんどんと曲が進み。
Ozzyは何度も何度もバケツの水をかぶる。
昨日と違って自分もテンションかなり高め。
前の奴が決めていたマリファナのせいかもしれない(爆)
昨日同様に赤いシートカバーが飛びまくりで、凄い盛りあがり。
BLACK SABBATHが終わった後だったかな〜
曲の間、Ozzyが水を飲もうとしてマイクから離れている時に
1枚のシートカバーがマイクスタンドを直撃!
ガン!と大きな音がしてマイクスタンドが倒れちゃったんだけど、
それを見たOzzyは会場に向けて親指を立てて よくやったとサイン(笑)
そうなるともう観客はOzzy狙ってカバー投げまくり。
あっという間にステージ上はシートカバーだらけ(笑)
飛んでくるシートを避けながらギターを弾くTonyは
なんか面白かった。
途中のMCでOzzyが「今日は最後の夜だ」と言うと
一斉に会場からブーイング...
「でもロンドンで公演があったらこいつらを呼んでまた演るよ」
みたいな事を言うと大きな拍手が起きる。
ヨーロッパの中でも特にイギリスという国ではOZZYといえど
BLACK SABBATHの一人でしか無いんだな〜と思いました。
それだけこの4人のBLACK SABBATHは凄い大きなバンドでした。
そしてラスト.....メンバー全員が円陣を組んで何やらお話。
Ozzyは泣いたふりをしてました(苦笑)
その後メンバーが揃い会場に最後の挨拶....本当に終わってしまった..
彼らにとって特別なライブを見る事が出来て大満足!
本当に凄いライブでした。