衝撃の埼玉は｢東京｣だった

　小雨の中、南浦和へと急いだ。仕事帰り、間に合わないかと思ったが意外と早く着いた。来る途中、｢10列目Paul側｣というダフ屋の声に一瞬ヨロっとした。(今日は9列目なのでいいけれど、｢Paul側｣という所がミソである。) 　

　住宅展示場の奥にホールがあった。Mちゃん(大ファンという訳ではないが、何故か仙台まで行っていた子)と始まる前に会い、"MR.BIG軍団(日本縦断している仲間)"のI君を発見したので2人で手を振ると、わざわざこっちまで来てくれた。そこにKが登場。

　9列32番ややPaul寄り。ダフ屋にひっかからなくて良かった。初めてのPaul側正面。今日だけ来た私が一緒にバンドをやっているGuitaristに、今までのLiveの様子等を話しているうちに犬が鳴いた。

　うわー!!!Paulがこっちに向かって大口を開けて弾いている!!!Ericがやけに良く見える(人の谷間から丁度見える)し、こっちを見る。今日はいつにも増してメンバーの調子がいい。"Just Take..."は青Guitar。手紙を読んでくれたかな?"Tempera..."では、Ericいつもの｢手｣はやらず。そしてオーディエンスに大声で呼びかけた。

｢コンバンワ、Tokyo!!!｣

　まあ、よくある事だが、埼玉は東京だった。(大阪で｢フクオカー!!!｣と叫んだ某アメリカのメジャーバンドよりはいいかな？)Ericは十字架の黒スリーブに黒の半ズボン。Paulは上下ジーンズで中に黒ベストを着ている。Patは後ろがMR.BIGロゴのツアーTシャツをカットオフして着ている。Billyはいつもと同じ。今日のGuitarソロはとってもいい。ここ何日か演っている"Smoke On The Water"は、今日は演やらない。DrillをDrumセットの上から取る時、重いふりをしてうけをとっている。大分考えてから昨日と同じ曲を弾いた。相変わらず、曲名がわからないので、手紙に書いておこう。"Wild World"で間違えた。Eric"Alive And Kickin'"で最前の男の子にマイクスタンドをいじらせている。終わってからそのスタンドをそでに投げる。メンバー絶好調の様子。今迄で一番いいかもしれない。

　Patソロの時に｢ぐるぐる｣をやってくれた。私は、この｢ぐるぐる｣が大好きである(わからない方はVideoを御覧下さい。ぐるぐるといくつも連続で叩く技)Billyソロがいつもより長い。Guitarの様にアルペジオを混ぜて弾く。凄過ぎる!!!今日はソロ中も湧いている。

　アンコール時に｢それ｣は起こった(~_~;)。あまりにshowが良かったので機嫌が良かったらしく、Billy先生が突然パンツを見せたのだ。Shocking pink!!!　Eric呆れて指をさす。PatはＴシャツを脱ぐし、足上げ体操をするし、大騒ぎになった。Billyその後詫びる。ぴょんぴょん跳び、スパッツを上げる。Billyったら。｢MR.BIGバー｣が客席から飛び、Paulが食べる。ふざけているうちに落っことしたが、そのバーをEricが拾って食べる。そしてもう一本をDrumセットの上に横に立てて喜ぶ。Eric近くてもちっちゃく見える。かわいい。これで唄が上手いんだからサギだ。

　Ericがメンバー紹介で例の｢御辞儀｣(注...サンフランシスコLive参照)をしたので、一緒にやってしまった。みんなとも言っていたが、14日のNKでEricの喉はつぶれるだろう。それを聞くのはうれしいが、つぶれるからあまり叫ぶな!　Paulの投げたPickが隣のSちゃんの友達に当選した。うらやましー!　Sちゃん、｢かっこいいー!!!｣と叫ぶ。誰の事だろう。気になる。Paulは2階席ばかり見ている。でも、彼はshowの最中はどこも見えていない様だ。Paulは酔いしれているし、Ericはゴリラだし、Playは素晴らしいし、アットホームで楽しいshowだった。せっかくのPaul側なのになぜかEricばかり見てしまった。

　Sandyはミキサーにいなかった。通路でStacy(Ericの奥さん)がファンの女の子としゃべって、後でB.passらしい物を渡していた。毎日彼女はウロウロだそうだ。

　帰る途中ハーゲンダッツ発見!Pat寄るか?!今回のアルバムは何点か、とか、MR.BIGは次のアルバムで｢解散説｣｢Billyは2人いる説｣その次で｢Billy死亡説｣が出るだろう等と言いたい放題で駅に向かった。彼らを愛しているファンだからできる会話だなー(?)名古屋の話もした。うちのGuitaristさんも珍しくHighになっていた。電車で帰る途中、ディズニーランドが見えた。明日は舞浜のNKホールだ!近い!